SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN しばらく使用後レビュー

2024年11月25日

※本ページは広告を含む場合があります。

SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN を2週間ほど使用しましたので再レビューします。

(といってもサラリーマンですので、休日の空いた時間でしか使用出来ませんが)

※開封直後のレビューはこちら

正直言って、気になったところは無理やり出した感があります。

良かったところ

軽く小さくて持ち出しやすい

これは開封レビューでも記載しましたが、とにかく軽く小さいです。

f:id:sajibe:20211117225849j:plain
小さく軽いです。片手で余裕で持てます。

子供と散歩に行く際に、これまではレンズを何にするか迷っていました。「iPhoneで良いかな」と諦めていたこともしばしば。

散歩中に小さい子供が走り出したときなどに、こちらも走って追いかける必要がありますので、それを想定すると「このレンズ(TAMRONの17-70mm f2.8)だと邪魔かな?」と躊躇していたのですが、このレンズはα6400に付けっぱなしにしておいて、迷わず持ち出せます。

また、6歳の我が子でもこのレンズのついたα6400で普通に撮影が出来るほど取り回しが良いです。

散歩中に私からカメラを奪い、6歳の娘が撮影した写真がこちら。

f:id:sajibe:20211117230302j:plain
6歳の娘が撮影

α6400とこのレンズがあれば、6歳の子供でもそれなりの写真が撮影出来るんですよね。。。(私の立場はありません)

画質は素人(私)には十分

安心と信頼のSIGMA製ですから、私が申しあげることはありません。

f:id:sajibe:20211117230543j:plain
娘が撮影した写真をもう一枚

「ボケがうるさい」とか「かなり補正がかかっている(Contemporaryなので特に)」等、気になる方には気になるのでしょうが、上記のような写真が撮れれば家族の記録撮影には十分です。

f2.8通しの明るさは便利

明るいレンズは楽ですね、ISO感度を気にせずシャッター速度低速限界を設定できます。APS-Cサイズですが、子供の記録や日常撮影には十分な明るさです。また、ある程度のボケも出せますので、それだけで私は自分の撮った写真に満足できます。

(最後に記載する作例は、シャッター速度低速限界1/125sで撮影しています。)

ズームリングのトルクは軽く、リングの溝が深くて動かしやすい

ズーム域がそこまで広くないのも関係していると思いますが、全ズーム域でトルクは軽く、均一です。また、リングのギザギザが大きめで、溝も深いので回しやすいです。

f:id:sajibe:20211117231346j:plain
ズームリングのギザギザが大きくて深め

AFは実用上気にならない速さで、音も静か

AFの速度が気になることはありませんでした。少なくともTAMRON 18-300mmと同等以上です。音もしないので、動画撮影でも問題なく使用できると思います。

続いて

気になったところ

望遠端50mmはもう少し欲しい時がある

一応以前使用していたTAMRON 17-70mmと比べると20mm望遠側が短いので、望遠がもう少し欲しいと思う時はあります。(公園で遊んでいる子供を撮りたいときなど)α6400の画素数が2400万画素もあるので、トリミングで何とでもなるのですけどね。iPhoneに写真を取り込めばトリミングなんか簡単に出来ますし。ですので、「気になるといえば気になる」というレベルの話です。

ズームリングが反時計回り

これは使用したことのあるズームレンズで初の回転方向なので、正直戸惑う時が多々あります。ただし、「ちょっと戸惑う」ってだけです。これを理由に購入したことを後悔する話でもないです。

フィルタ径がΦ55mm

これに至ってはただの難癖ですが、TAMRON製のレンズはほとんどφ67で統一されている為(所持しているTAMRON製レンズは全てφ67)、通常のレンズフィルターや、NDフィルタを使い回し出来るのですが、このレンズはできません。で、ステップアップリングを買うわけですが、レンズフードが使えなくなるんですよねぇ。まぁでも大した問題ではないです。

手振れ補正が無い

写真は子供撮影でシャッター速度を上げているので、手振れ補正無は気にならないんですが、動画は流石に欲しくなる時があります。ただ、私も最近使い始めた無料動画編集ソフト、Davinci  Resolveには後から手振れ補正をしてくれる機能があるんですよね。(もう少し使えるようになったら記事にするかもしれません。無料なのに動画関係が何でもできちゃうソフトのようです。)ですので、注意して撮影すれば最悪ソフトで何とかなります。

レンズ外径をマウント外径に収めた

これは一見良い所なのですが、実際は見た目以外の良さはないと思っています。

ズーム時の回転角に対して、指を動かす距離が短い(半径が小さいため)ので、微調整が若干し辛いです。良かった点の4と逆のことを言っているように思えますが、「普段使う分には軽くて良いけど、焦点距離をちゃんと合わせたいときはあんまり」といった感じです。

また、「外径をマウントに収める」と言うコンセプトの為に、もしレンズ特性や手ぶれ補正を犠牲にしているのであれば、手振れ補正とか入れて欲しかったなぁ、とも思ってしまいます。

気になる点をいくつか書きましたが、「非常に軽くて小さい(その上大三元レンズにしてはお安い)2.8通しの標準ズームレンズ」と言う破壊力の前では、ほとんど意味をなさない点ばかりだと思います。本レンズを購入して(TMRON 17-70mm f2.8を売って)全く後悔していません。若干繰り返しになりますが、家族撮影を目的にカメラを持つ者にとっては、「持ち出しやすい」ことは他に変え難いものがあります。

作例

最後に、散歩がてら撮影したいくつかの作例を貼って、このレビューを終わりたいと思います。(明るさ調整、傾き補正等しています)

f:id:sajibe:20211117233134j:plain
18mm f/8 1/500s ISO100
f:id:sajibe:20211117233118j:plain
45.5mm f/2.8 1/320s ISO100
f:id:sajibe:20211117233057j:plain
18mm f/2.8 1/125s ISO500
f:id:sajibe:20211117233052j:plain
18mm f/2.8 1/125s ISO500
f:id:sajibe:20211117233029j:plain
50mm f/2.8 1/500s ISO100
f:id:sajibe:20211117233033j:plain
50mm f/2.8 1/125s ISO800
f:id:sajibe:20211117233024j:plain
48.3mm f/2.8 1/1000s ISO100
f:id:sajibe:20211117233037j:plain
50mm f/2.8 1/125s ISO400
f:id:sajibe:20211117233157j:plain
50mm f/2.8 1/160s ISO100
f:id:sajibe:20211117233210j:plain
18mm f/2.8 1/60s ISO250