SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN しばらく使用後レビュー
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN を2週間ほど使用しましたので再レビューします。
(といってもサラリーマンですので、休日の空いた時間でしか使用出来ませんが)
※開封直後のレビューはこちら
正直言って、気になったところは無理やり出した感があります。
良かったところ
軽く小さくて持ち出しやすい
これは開封レビューでも記載しましたが、とにかく軽く小さいです。
子供と散歩に行く際に、これまではレンズを何にするか迷っていました。「iPhoneで良いかな」と諦めていたこともしばしば。
散歩中に小さい子供が走り出したときなどに、こちらも走って追いかける必要がありますので、それを想定すると「このレンズ(TAMRONの17-70mm f2.8)だと邪魔かな?」と躊躇していたのですが、このレンズはα6400に付けっぱなしにしておいて、迷わず持ち出せます。
また、6歳の我が子でもこのレンズのついたα6400で普通に撮影が出来るほど取り回しが良いです。
散歩中に私からカメラを奪い、6歳の娘が撮影した写真がこちら。
α6400とこのレンズがあれば、6歳の子供でもそれなりの写真が撮影出来るんですよね。。。(私の立場はありません)
画質は素人(私)には十分
安心と信頼のSIGMA製ですから、私が申しあげることはありません。
「ボケがうるさい」とか「かなり補正がかかっている(Contemporaryなので特に)」等、気になる方には気になるのでしょうが、上記のような写真が撮れれば家族の記録撮影には十分です。
f2.8通しの明るさは便利
明るいレンズは楽ですね、ISO感度を気にせずシャッター速度低速限界を設定できます。APS-Cサイズですが、子供の記録や日常撮影には十分な明るさです。また、ある程度のボケも出せますので、それだけで私は自分の撮った写真に満足できます。
(最後に記載する作例は、シャッター速度低速限界1/125sで撮影しています。)
ズームリングのトルクは軽く、リングの溝が深くて動かしやすい
ズーム域がそこまで広くないのも関係していると思いますが、全ズーム域でトルクは軽く、均一です。また、リングのギザギザが大きめで、溝も深いので回しやすいです。
AFは実用上気にならない速さで、音も静か
AFの速度が気になることはありませんでした。少なくともTAMRON 18-300mmと同等以上です。音もしないので、動画撮影でも問題なく使用できると思います。
続いて
気になったところ
望遠端50mmはもう少し欲しい時がある
一応以前使用していたTAMRON 17-70mmと比べると20mm望遠側が短いので、望遠がもう少し欲しいと思う時はあります。(公園で遊んでいる子供を撮りたいときなど)α6400の画素数が2400万画素もあるので、トリミングで何とでもなるのですけどね。iPhoneに写真を取り込めばトリミングなんか簡単に出来ますし。ですので、「気になるといえば気になる」というレベルの話です。
ズームリングが反時計回り
これは使用したことのあるズームレンズで初の回転方向なので、正直戸惑う時が多々あります。ただし、「ちょっと戸惑う」ってだけです。これを理由に購入したことを後悔する話でもないです。
フィルタ径がΦ55mm
これに至ってはただの難癖ですが、TAMRON製のレンズはほとんどφ67で統一されている為(所持しているTAMRON製レンズは全てφ67)、通常のレンズフィルターや、NDフィルタを使い回し出来るのですが、このレンズはできません。で、ステップアップリングを買うわけですが、レンズフードが使えなくなるんですよねぇ。まぁでも大した問題ではないです。
手振れ補正が無い
写真は子供撮影でシャッター速度を上げているので、手振れ補正無は気にならないんですが、動画は流石に欲しくなる時があります。ただ、私も最近使い始めた無料動画編集ソフト、Davinci Resolveには後から手振れ補正をしてくれる機能があるんですよね。(もう少し使えるようになったら記事にするかもしれません。無料なのに動画関係が何でもできちゃうソフトのようです。)ですので、注意して撮影すれば最悪ソフトで何とかなります。
レンズ外径をマウント外径に収めた
これは一見良い所なのですが、実際は見た目以外の良さはないと思っています。
ズーム時の回転角に対して、指を動かす距離が短い(半径が小さいため)ので、微調整が若干し辛いです。良かった点の4と逆のことを言っているように思えますが、「普段使う分には軽くて良いけど、焦点距離をちゃんと合わせたいときはあんまり」といった感じです。
また、「外径をマウントに収める」と言うコンセプトの為に、もしレンズ特性や手ぶれ補正を犠牲にしているのであれば、手振れ補正とか入れて欲しかったなぁ、とも思ってしまいます。
気になる点をいくつか書きましたが、「非常に軽くて小さい(その上大三元レンズにしてはお安い)2.8通しの標準ズームレンズ」と言う破壊力の前では、ほとんど意味をなさない点ばかりだと思います。本レンズを購入して(TMRON 17-70mm f2.8を売って)全く後悔していません。若干繰り返しになりますが、家族撮影を目的にカメラを持つ者にとっては、「持ち出しやすい」ことは他に変え難いものがあります。
作例
最後に、散歩がてら撮影したいくつかの作例を貼って、このレビューを終わりたいと思います。(明るさ調整、傾き補正等しています)
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