SEL90M28GとTamron 90mm macro(F072S)比較
Eマウントの中望遠単焦点レンズ SONY SEL90M28GとTamron 90mm macro (F072S)を比較してみました。
スペック
スペック上は絞りばねの枚数と最短撮影距離、手振れ補正有無が主な差です。
SONY SEL90M28G | Tamron 90mm F2.8 macro | |
---|---|---|
撮像サイズ | フルサイズ | フルサイズ |
焦点距離 | 90mm | 90mm |
開放絞り | F2.8 | F2.8 |
最小絞り | F22 | F16 |
絞りばね | 9枚 | 12枚 |
最短撮影距離 | 0.28m | 0.23m |
最大撮影倍率 | 1:1 | 1:1 |
フィルタ径 | Φ62mm | Φ67mm |
手振れ補正 | 有 | ー |
外形寸法 | Φ79×130.5mm | Φ79×126.5mm |
質量 | 602g | 630g |
発売年 | 2015年 | 2024年 |
外観・スイッチ類
スペック表にある通り大きさ、重さ共にほとんど同じです。フードはTamronの方が長いです。


前玉はSONYの方が大きいです。

マクロレンズで良く使用するピントリングですが、太さはほとんど同じです。Tamronは他のレンズと同じ縦すじのゴムリングですが、SONYは格子状の金属リングです。指への引っ掛かりはSONYの方が少し良いかなと思います。
また、SONYはピントリングを前後させることでAF/MFを切り替えることが出来ます。ピントリングを持ったままAF/MF切り替えをして、ピント調整ができるので結構便利です。

スイッチ類も似ていますが、Tamronは手振れ補正がないので手振れ補正ON/OFFスイッチがありません。また、フォーカスリミッターのリミット距離が異なります。(SONY 50mm、Tamron 70mm)


最短撮影距離
最短撮影距離はTamronの方が近いです。下の写真を見るとレンズ先端からの距離が結構違います。試すのを忘れましたが、フードがTamronの方が長いので、フードをつけると順光時にフードの影に気を付ける必要がありそうです。ワーキングディスタンスとしてはSONYの方が使いやすそうですね。


ピントの合う位置が違っちゃっていますが、写りの大きさはほぼ同じです、スペックが同一なので当然ですが。どちらも後ボケはなめらかです。


AF速度
AF速度測定の結果です。α7CⅡを使用して開放FとF8でAFの合焦速度を測定しています。精密な測定ではないのであくまで参考で。撮影距離300mmの撮影はフォーカスリミッターを近接側に設定しています。(500mmはリミッターをかけていません。)

※詳細測定方法と、他のレンズの測定結果一覧はこちらです
SONYは2015年発売、Tamronは2024年発売で9年の差がありますが、500mmでの合焦速度はほぼ同等です。SONY SEL90M28Gがかなりガンパっているなという印象を受けます。中望遠マクロをポートレートに使用する方もいると思いますが、どちらのレンズもほとんどストレスなく使用できると思います。
一方で300mmでの近接撮影ではTamronの方がだいぶ早く、体感で明らかに分かる違いです。フォーカスリミッターをかけている影響か、500mmのときよりも早いくらいの測定結果になっています。
数字では出てきませんが、300mmよりも更に最短撮影近傍まで近づいてAFをかけると、SONYの場合は後ろに抜けたフォーカスが全く戻ってこなかったり、惜しい所まで行くけど合焦しきれないまま終了する(そこからはMFであわせるしかない)ことが結構な確率で起こりますが、Tamronの場合は全くその気配がなく、スッとピントが合ってくれます(SEL90M28Gを使い慣れた方がTamronを使用するとびっくりすると思います)。動くものをマクロ撮影したい方にとっては結構なアドバンテージだと思います。
作例比較
全て左がSONY SEL90M28G 右がTamron 90mm macroです。
















色々撮り比べてみましたが、ほとんど差が見られません。ほんの少しだけSONYの方がボケが柔らかい気もしますが、比べて初めて「何となく違うかな」と分かる程度です。
マップレンタルさんの比較記事でも、Tamronの方がボケが少し線っぽいとのことでしたが、「ほとんど差無」という結論でした。
玉ボケ
玉ボケの大きさが同じF値でも異なっていますが、単なるフォーカスの外し具合なので気にしないでください。あくまで玉ボケの形状確認用です。
フォーカスが合っている状態


F2.8:端の方は両方ともレモン型です。中央部は丸です。


F4.0:四隅が丸でないのは同じですが、形状が違っています。


F5.6:Tamronは四隅までほとんど丸になります。SONYの方が少し異形が分かりやすいかなという感じですが、大きな差はないです。


F8.0:ここまでくるとどちらも四隅まで丸になります。


比較した結果
画質してはほとんど差が見られないので、どちらを選ぶかは下の項目かなと思います。
・手振れ補正が必要 →SONY
・マクロ撮影でのAF/MF切り替えを頻繁にする →スライドスイッチのあるSONY
・ワーキングディスタンスが長い方が良い →SONY
・マクロ撮影でのAF速度が欲しい(動体撮影?) →Tamron
個人的には手振れ補正は最近のSONYフルサイズ機は大体ついていますし、AF/MF切り替えはスイッチに割り当てれば可能なので、ワーキングディスタンスの差が気にならなければマクロ時のAFが早いTamronの方がおすすめです。ただ、マクロを頻繁に使わないのであれば、欲しいときの値段で決めても良いと思います。
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