SONY SELP1020F4G 動画撮影するなら買い
今回はSONY Eマウント APS-C用レンズ SELP1020G(E PZ 10-20mm F4 G)をレビューします。
と言っても、作例は他のブログやYoutubeで色々あると思いますので、実際に使った感想を中心に記載します。
スペック
参考でSEL1018も載せておきます。
項目 | SONY SELP1020G | 参考 SONY SEL1018 |
対応フォーマット | APS-C専用 | APS-C専用 |
焦点距離(mm) | 10-20 | 10-18 |
焦点距離フルサイズ換算(mm) | 15-30 | 15-27 |
開放F値 | 4 | 4 |
最小F値 | 22 | 22 |
最短焦点距離(m) | 0.20(AF時) Wide:0.13/Tele:0.178(MF時) | 0.25 |
最大撮影倍率 | 0.14(AF時) 0.18(MF時) | 0.1 |
絞り羽根(枚) | 7 | 7 |
手ぶれ補正 | 無 | 有 |
フィルター径(mm) | φ62 | φ62 |
最大径×長さ(mm) | φ69.8×55 | φ70×63.5 |
質量(g) | 178 | 225 |
発売開始年 | 2022 | 2012 |
外観
径はある程度大きいですが、長さはかなり短いです。また重量も178gと軽く、コンパクトに収まっていて気軽に持ち出せそうです。
フィルター径が62mm。私の場合TAMRONレンズに合わせてステップアップリングで67mmにすると思います。
前玉はそこまで出っ張っていないので、フィルタは問題なく装着出来ます。
花形のフードは広角用のため結構大きく、つけた状態だとカメラ本体の下面から出るので、置くと不安定です。
スイッチ類
AF/MF切り替えスイッチ、ファンクションボタン、ズームスイッチがあります。
AF/MF切り替えスイッチは便利なんですが、位置が下の方過ぎて触りにくいです。
ズームリングとフォーカスリングは細くて近いので、間違えそう。筐体がコンパクトな弊害ですね。
ファンクションボタンはAFロック等、何かと使えるのであると便利。
最短撮影距離
愛用のSIGMA 18-50mm F2.8 DC DN を撮影しました。レンズ先端にピンと合わせてあります。
10mm(広角端):レンズ先端から最短約40mm
20mm(望遠端):レンズ先端から最短約75mm
これだけ最短撮影距離が短ければ、手持ちで自撮りが余裕で出来ます。
静止画撮影
画質はGレンズだけあって文句ないです。画面端まで気になるところ無。F4なのでボケは弱いですが、そもそも広角レンズだと、私なら自分や家族と風景を一緒に撮りたいと思いますので、ボケ自体そんなにいらないことが多いです。(作品作りとなると別でしょうが)
ただ、明るさが小さいので室内だと撮影環境次第ではノイズが気になるかもしれません。実際に我が家の廊下を夜に撮影してみました。F4 SS1/80でISO6400まで上がるので、さすがにノイズが出ます。
AFは十分早く、撮影で困ることはないと思います。
動画撮影
ズームボタンでなめらかにズームします。駆動音も無音と言って良いです。
10mmから20mmまで最速で2秒以内でズーム出来ます。
手振れ補正ありませんが、ボデー内手振れや、アクティブ手振れ補正有の機種をお持ちであれば問題ないかと。実際ボデー側も手振れ補正無で軽く歩きながら撮影してみましたが、ここまで広角だとほとんど揺れは気にならないですね。
フォーカスブリージングは20mm近くになると少し出ますが、ほぼ気にならないと思います。
実際に使ってみて
軽くて携帯性が良く、気軽に持ち運べるレンズです。普段家に置いておくならつけっぱなしでも良いかと思います。(室内撮りだとわりと広角が欲しくなるので、夜間は明るさに注意が必要ですけど。)動画撮影を頻繁にされる方であれば、購入候補に加えても良いかと。F4始まりが気にならないのであれば、静止画用としても画質は十分だと思います。
自撮りで長尺を取ったり、作品として動画撮影をする方であれば電動ズームは必要になってくると思います。
で、私個人としてはどうかと言うと、この焦点距離で電動ズームは個人的にはほとんど必要ないです。広角領域の動画撮影ならiphoneでこと足りることが多いので、電動ズームは必要としません。普段はSIGMAの18-50mmをつけっぱなしにすることが多いので、とっさに子供の動画を撮影しようとした場合はレンズ交換よりもiPhoneを取り出す方が撮影チャンスを逃しません。
仮に私がこの焦点距離のレンズを持つとするなら、少なくとも電動ズームよりF値を取るので
のどちらかかなと思います。
かつてeマウントが出たての頃は、「このレンズは描写が全然ダメ」「あのレンズは片ボケの外れ玉が多い」「あのレンズはAFが超遅い」等ありましたが、最近はSONY純正かTamron、Sigmaの新しめのレンズを買っておけば、子供の行事や日常撮影が主な使い道のユーザーにとって性能は十分なのかなと思いますので、自分の目的に合った焦点距離、F値でレンズを選びたいですね。
作品例を見るとみなさんすごく上手に撮られているので、レンズ欲しくなっちゃうんですが、実際は撮影者の実力次第だと思うので、レンズ沼にハマらないように気を付けたいところです。
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