Tamron 90mm F/2.8 Di Ⅲ MACRO VXD (F072)レビュー
今回はTamronのフルサイズ用中望遠マクロレンズ Tamron 90mm F/2.8 Di Ⅲ MACRO VXD (F072)をレビューします。「タムキュー」と呼ばれるマクロレンズのミラーレス専用設計版です。製品名にある通り、リニアモータフォーカス機構VXDを採用しており、マクロレンズですが高速AFが可能であることを売りにしています。
外観
まずは外観です。他の90mmマクロと同等の体格です。外装表面もTamronレンズによくあるシボなしのマットな表面ですので、スレ傷がつきやすそうです。

SONY純正のSEL90M28Gと比べるとこんな感じです。全長、最大径共にほとんど同じくらいです。


フードをつけるとこうなります。フードはTamronの方が長いです。

フィルタ径はΦ67mmです。TamronはΦ67mmで結構そろえてくれているので、フィルタやキャップを共用できて地味にありがたいです。

フォーカスホールドボタンと焦点距離切り替えスイッチ、最近のTamronレンズに設定され始めたUSB-C端子が付いています。


α7CⅡにつけるとこうなります。そこそこに長いです。


因みにフードには開閉できる窓が付いています。これはフードをつけたままでCPLフィルター等を操作するためです。


スペック
主なスペックは下記です。手ぶれ補正がないのが残念です。
撮像サイズ | フルサイズ |
焦点距離 | 90mm |
開放絞り | F2.8 |
最小絞り | F16 |
絞りばね | 12枚 |
最短撮影距離 | 0.23m |
最大撮影倍率 | 1:1 |
フィルタ径 | Φ67mm |
手振れ補正 | ー |
外形寸法 | Φ79×126.5mm |
質量 | 630g |
引用元:Tamron公式HP
最短撮影距離
最短撮影距離で撮影すると、下記の感じの距離感になります。

この状態で写真を撮るとこのようになります。等倍マクロなのでかなり大きく写りますね。

ボケ
紺の地に白いドットの生地をF値を変更しながら撮影しました。玉ボケの形状を確認しやすくするために、F値が小さい写真はピントの外し方を大げさにしています。ですのでF地の違いによるボケの大きさ比較としては使用できません。
F2.8では四隅と横端がレモン型です。

F4.0まで絞ると四隅が少し四角い形になります。

F5.6までくると四隅もかなり改善され、丸に近くなります。

F8まで絞るとほぼ全域で丸になります。

因みにピントを合わせるとこうなってます。

AF速度
AF速度測定の結果です。α7CⅡを使用して開放FとF8でAFの合焦速度を測定しています。精密な測定ではないのであくまで参考で。今回はSONY純正のSEL90M28Gと比較しています。撮影距離300mmの撮影はフォーカスリミッターを近接側に設定しています。

マクロレンズとしてはAF速度がそこそこ速いです。特に近接撮影(300mm)F2.8でのAF速度がSEL90M28Gに対して速いですね。ただそれ以外はそこまで変わらず、SEL90M28Gが2015年発売のとしてはよく頑張っていると思います。
※詳細測定方法と、他のレンズの測定結果一覧はこちらです。
作例
多少傾き補正を入れているものもありますが、基本AWBで絞り優先撮影、撮って出しです。





左下の写真(F2.8)、ボケがなめらかです。





左下のなんだか分からない草(F2.8)ですが、毛の繊細な感じも良く出ています。右上の葉っぱ(F8)は輪郭も色もきっちり出ています。




マクロ撮影では定番の、花のめしべを撮ってみました。単純に今までのレンズでは撮れない写真なのでとても楽しいです。






マクロ撮影だけでなく、スナップ撮影のレンズとしても問題なく使えます。AFはそこそこ速いのでストレスなく撮影可能です。
まとめ
等倍マクロレンズを初めて使いましたが、日常の光景とは違った写真が撮れます。気ままに風景を撮る散歩のお供にすると、結構楽しいです。
中望遠でポートレートにも使用できますし、AFが実用的な速度なので使いやすいです。開放F値が2.8であることと大きさを許容できるのであれば、中望遠の単焦点レンズをこれ1本にしてしまうのもありかなと思います。
問題はお値段ですね。10万円前後(2025年2月時点)と性能から考えると妥当なんだと思いますが、SONY純正のSEL90M28Gも中古価格で同じような値段で購入出来るので、迷いどころかなと思います。(あちらは手ぶれ補正も付いていますし。SEL90M28Gのレビューはこちら)
Eマウントの他にニコンZマウント用もあります。
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