α6600への買い替えを検討したがα6400を継続使用
※2021/11/30に はてなブログ に記載したものです。
現在α6400をメインカメラとして使用してます。
SIGMA 18-50mm F2.8 を購入し、普段使い用の付けっ放しレンズにしています。軽くて写りも良く、気に入っているのですが、このレンズには手ブレ補正がありません。
(このレンズの前に使用していたTamron 17-70mm f2.8 にはありました。)
そこでタイトルの通り、α6600への変更を検討しましたが、α6600には変えないという結論に達しました。
主な仕様差
主な差は下記となります。
手振れ補正の有無
α6600に変えるかどうか、検討し始めた理由がこの機能です。
写真撮影時
私の撮影対象が主に自分の子供であり、基本的にシャッタ速度を1/125s以上で撮影する為、手ぶれ補正は必要ありません。ですので、静止画に対しては手振れ補正の有無はそこまで気にすることではないと考えました。
動画撮影時
私が動画を撮影するシュチュエーションとして考えられるのは下記の場合です。
・自宅、または私や奥さんの実家に行った際の子供の撮影。
・公園やアミューズメントパークに遊びに行った際の子供の撮影。
どちらにしても屋外、屋内両方の場面が考えられます。
屋外の場合
外であれば光量が期待出来ることと、そもそも50mmで足りない場面が多そうなので、Tamron 18-300mmを持っていく可能性が高そうです。18-300mmには手ぶれ補正がついていますから、ボディ内手ぶれ補正は不要と考えられます。
屋内の場合
問題は屋内です。光量が少ないので明るいレンズが欲しい。ズームは欲しいけど望遠まではおそらく要らないだろう。と考えると18−50mmを使用して、手ぶれ補正が欲しくなってくると思われます。
とは言え、これまで何度か手振れ補正無しで動画を撮影して見ましたが、自分が全く動かない状況であれば、そこまで手振れが気になることはありませんでした。
仮に少し手振れがあったとしても、無料の動画編集ソフトDavinci Resolveにて手振れ補正機能により、ある程度軽減することが可能です。(多少画角が狭くなりますが)
そうなってくると、本当に手振れ補正が必要なのは、自分が動きながら撮影している時ではないか、と考えられます。
ただそのシチュエーションの場合は、望遠側で撮影する状況が浮かびません。あるとすると子供と一緒に歩きながら動画を撮影するとき、つまり広角側での撮影となります。
であれば、APS-Cの明るさは諦めて、iPhoneで撮影する、という手が出てきます。私はiPhone11を所持していますが、手振れ補正がかなり強力ですので、手持ちで歩きながらでもある程度見やすい動画が撮影可能です。(α6600の手振れ補正機能はあまり評判が良いものでもないので、自分が動いている状態でそもそも目に見えた効果があるのか?という疑問もあります。)
以上から考えると、α6600の手振れ補正機能が欲しいのはレアケースである「屋内」で「自分が動いて」、「子供が遠くにいる」という状況で、それ以外ははなくても何とかなる、と判断しました。
バッテリー容量
α7シリーズに使用されているバッテリーを搭載することで、α6600はα6400に対して撮影可能枚数が倍になっています。
α6600:NP-FZ100
ファインダー使用時:720枚
液晶モニタ使用時:810枚
α6400:NP-FW50
ファインダー使用時:360枚
液晶モニタ使用時:410枚
ただ、α6400のバッテリー容量で困ったことはほとんどありません。突然お出かけすることになって、前日に充電していなかった、と言うシチュエーションになったことが一度ありますが、そのレアケースを考慮するほどでもないと思います。
グリップと重さ
グリップはα6600の方が大きく、握りやすくなっています。その代わりに重いのですが、グリップ改善の為にSmallRigのL字ブラケットをα6400に装着した場合、縦位置撮影用のL字部分を外したとしても、重さ的にはα6600と逆転します。
※L字ブラケットはグリップ改善以外に色々と機能がありますので、あくまで「グリップ改善だけの為にL字ブラケットを使用するのであれば」という限定的な比較ですが。
整理すると下記の通りです。
α6400:359g
α6400+SmallRigブラケット(L部分無):359g+96g=455g
α6600:418g
ただ、SIGMA18-50 f12.8が軽いため、α6400のグリップが握りが浅くて困ったことは今のところありません。(もっと重いレンズの場合は気になることがありますので、その場合はSmallRigのL字ブラケットを使用しています。)
ですので私の場合、SIGMA18-50 f12.8を使用する限りにおいてはα6600がただただ重い、ということになります。
内臓フラッシュの有無
α6400には内蔵フラッシュがありますが、α6600にはありません。
この内蔵フラッシュは結構使い勝手が良く、光量はもちろん小さいですが、横位置撮影であれば簡易的にバウンス撮影も出来ます。
先日家族でテーマパークへ行ってきたのですが、屋内での撮影時や、イルミネーションをバックに家族の写真を撮る際に、内蔵フラッシュがかなり役に立ちました。
光量調整がすぐに出来ませんので、いかにも「フラッシュで撮影しました」な写真になることは多いのですが、「顔が暗くて表情が分からない」は少なくとも防ぐことが出来ます。家族撮影にはこれが最も大事です。
流石に家族のお出かけの時に外部フラッシュを持ち歩くのは無理があるので、実はα6400の大きなアドバンテージだと実感しました。
結論
比較して、考慮すべきポイントとしては下記の2つです。
α6600のメリット
「対象が遠くにいて」、かつ「屋内」で、かつ「撮影者である自分も動く」状態での動画撮影時に手ぶれ補正がないと困る可能性がある。
α6400のメリット
内蔵フラッシュがα6400にはある。
そして出した結論が、「α6400を継続使用する」です。
α6600のメリットは、正直明確な状況が浮かびませんでした。対象が遠い、屋内、自分も動く の3つが起きる時に動画撮影したくなることがかなりレアケースなんですよね。それに対してα6400のメリットは実際に最近実感しました。記事にしたことで頭の中を整理出来ましたが、内臓フラッシュは結構必要という考えは変わりませんでした。(それと、やっぱりα6600は高い。。。)
以上が今回の記事となります。(悩んだ原因の「手振れ補正の有無」が、私の使用状況ではそこまでウェイトがなかったという、不思議な結論ですが)少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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